ボイラ漏洩はどれくらい起こっているか?

前回の記事では、ボイラ漏洩事故がいかに重大な事故なのかについて簡単にご説明させていただきました。今回は、そんな事故はどれくらい発生しているのかについて紹介させていただきたいと思います。

電力保安統計によると

経済産業省の電力安全課というところが日本中の自家発電設備で起こった重大事故「電気事故」を集計した電力保安統計が客観的なデータです。

この54ページを見ると、平成30年に自家発電設備で発生した57件の電気事故の内、実に48件がボイラで発生していると言え、全体の84%におよびます。

実はこの割合は、平成30年だけではなくて、29年、28年と遡ってもだいたいこれくらいの件数で事故が発生しています。

国内の自家発電設備は火力原子力協会が出している要覧によるとボイラは約600ユニットありますから、概略で計算すると以下の通りで、全ボイラユニットのうち、およそ9.5%程度で漏洩事故が発生しているわけです。逆に言えばどのユニットも一年稼働させれば9.5%くらいの確率で漏洩が発生するとも言えるかもしれません。

57件 ÷ 600ユニット = 9.5%

実は、このような事故の件数はここ数年ではなく、何十年も状態であるといえると思います。MHPSが保有する事故報告書を昭和30年までさかのぼって整理しましたが、漏洩事故は残念ながらずっと発生してしまっているのです。

また、太平洋を越えてアメリカでのデータを分析いたしましたが、調査対象の2000ユニットに対して、ボイラチューブリークの発生件数は、2015年から2018年の間で、少なくとも毎年150件以上(7.5%以上に相当する)は確認されました。

みなさまの設備の漏洩発生はどのような状態でしょうか?当然10年以上まったく漏洩がないお客様もいれば、5年間の間に2件起こったようなお客様もいらっしゃいます。どのような対策をしていけばよいのか、また別の記事に書いていきたいと思います。

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