上手に技能伝承するキッカケとは?

今日は上手に技能伝承するためのキッカケとして、まずベテランエンジニアのすごさがどこから来ているのか?について書いていきたいと思います。

さまざまなお客様にお話しを伺うと必ずと言っても良いくらい頼りになるベテランの方のお話が出てきます。当社でも例外でなく、いまだにベテランの知恵に頼りながら仕事が進んでいる部分もあります。

ですが、ベテランの方がずっとその職場にいてくれるわけでもなく、年齢が来ればいなくなってしまうのは間違いないことです。今のうちに、ベテランの方々からたくさんのことを吸収していきたいですよね。

最近では新型コロナウィルスの感染対策の影響で、これまでは高齢のベテランが従来現場に入ってやっていた高度な仕事も、感染時のリスクが低い若手を現場に派遣するようなケースも出てきているようです。

どのようにベテランさんからスキルを吸収すれば良いか?そんな悩みを抱えた方もこの記事を読んでいただけている若手読者の方の中にはいらっしゃるかもしれません。そんな方はまず、ベテランのすごさは一体どこから来るのかというところから具体的に抑えていただき、技能伝承のきっかけにしていただければと思います。

ベテランのすごさの源泉は?

端的にいうと、ベテランのすごさは、その経験値の多さに尽きると言えます。例えば、前回前々回の記事ではボイラチューブリークがどのような事象がどのような部位で発生するのかということについて書きました。

前回の記事”ボイラ漏洩はどんな部位で起こる?”

ベテランさんは、データや統計を眺めなくても、様々なトラブルをその長い業務経験の中でたくさん経験し、どのような設備はどのようなことに気を付けなければならないかということを体験を通じて理解されています。

例えば、「10年前の〇〇工場の△△設備でトラブったなぁ…原因検討で徹夜して本当に大変だったよ」というお話が出てきたりします。

このような体験をされているからこそ、「△△設備ではこういうトラブルに気を付けなければならない。そのために必要な検査方法は…」といったような知識が自然と身に付き、その方の知識になっているわけです。

こういうことを書くと若手のみなさまからは、「僕たちはそんな経験できないです、20年もその仕事をしてきたベテランさんのスキルを吸収するには20年かかるんですか?」という声が聞こえてきそうです。

大丈夫。そんなことをしなくても吸収する方法はあります。

ベテランさんが経験したことは多くの場合、キングファイルやファイルサーバに保管され、資料が残っています。特にトラブルに関する情報などはその当時に原因を検討したり、対策を実施したりする過程で報告書にまとめられていることがほとんどです。

もし皆様の職場にそのような資料が残っているのであれば、是非あらためて読んでみましょう!そして、これをきっかけにして、ベテランさんから知識を吸収されてはいかがでしょうか?整理してみて傾向を調べたりするのもけっこうおもしろいものです。

「〇〇さん、資料を見ると、1998年にこの設備でこんなトラブルが有ったみたいですけど、その時のこと教えてください」と言ってみてください。きっと喜んでいろいろお話してくれると思います。ベテランさんも何から教えてあげればよいかわからず戸惑っているはずです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今後も設備保全にかかわる皆様にとってためになる記事を書いてまいりますので、よろしければ是非フォローをよろしくお願いいたします!

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