ソーダ回収ボイラ諮問委員会(BLRBAC)が開示している爆発事故データ

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今回は、BLRBACが開示している爆発事故事例についてご紹介いたします。爆発事故だけを集めて整理している貴重なデータから傾向を見て参考にするとみなさまの保全計画に活用できるかもしれません。

BLRBACはソーダ回収ボイラの緊急停止に関するガイドラインを2018年10月更新で作成し、公表していますが、そのガイドラインにおいて、添付資料が最後にあり、Appendix Aというところに実際1960年代以降2018年10月までの間で発生したソーダ回収ボイラの爆発事故件数が整理されています。調査対象エリアは米国とカナダとなっています。

まず発生件数の年代別推移を見てみると以下の通りです。

北米におけるソーダ回収ボイラの爆発事故発生件数の推移

ソーダ回収ボイラの爆発事故件数(BLRBAC資料より作成)

1960年代と比較するとだいぶ発生回数が低下しているのが分かりますが、2000年代以降も10年に3件ほどは今でも発生してしまっており、完全にこの事故が無くなったとは言えない状況です。

また、それぞれの爆発事故は多くの場合、溶融したスメルトと水が接触することによって発生するスメルト水爆発ですが、その水の侵入経路については以下のように整理されています。

スメルト水爆発における水の侵入経路(1970-2018)

水の侵入経路比率(BLRBAC資料より作成)

いかがでしょうか?多くのみなさまが日ごろソーダ回収ボイラの保全業務において検査されているポイントと思いますが、定期検査の期間や予算はいつも制約が付き物です。発生頻度の高い部位など優先順位をつけて検査を実施していきたいですよね。

以上で今回の記事は終わりです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。引き続きBLRBACのガイドラインの中身についてもご紹介してまいりますのでまたぜひ遊びに来てください。

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