【ソーダ回収ボイラ】緊急停止システム概要(BLRBAC)

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今回は、BLRBACが2018年の10月に公表している「ソーダ回収ボイラの緊急停止システムの設計、テスト、試運転に関するベストプラクティス」において、目指している緊急停止システムがどのようなものであるのかについて、記載されている「緊急停止システム」というものがどのようなものを指しているのかを説明いたします。

BLRBACの推奨する緊急停止システムとは、

”火炉の中に水が混入した場合、もしくは混入した疑いがある場合に、自動的にボイラを安全な状態に戻すもの”とされています。

さて、本題に戻りますが、この緊急停止システムにおいては、水の混入が疑われた場合に、以下を自動的に実行するシステムを目指すと記載されています。

  • アラームを発する(音を出し、目で見えるものを全てのエリア内のスタッフへ)
  • すべての燃料を停止する(黒液、補助燃料、その他すべて)
  • すべての水・蒸気の供給を停止する(スメルト飛散蒸気など一部例外有り)
  • 燃焼用空気を停止し、燃焼と精錬を停止する(炉内圧は維持すること)
  • 炉底から8フィートの高さまで水を排出する (火炉管と節炭器)
  • 8フィートの高さまで来たら蒸気圧力を大至急下げる

システムフローとしては、以下のようなイメージとなっております。

BLRBAC 推奨の緊急停止システムフロー図

資料中には、どのような場合に水の混入を疑えば良いのかという記載はないのですが、主蒸気量と給水量の差が拡大している場合などがそういった場合にあたると考えられますね。

余談ですが、「ボイラーの3要素制御」などと呼ばれる操作量の一つが給水量ですが、ボイラーから出る主蒸気量は、供給されてくる給水量によって影響を受けます。このバランスがいつもと違うなどといった場合は、どこかで水が漏れていると考えることができそうですね。

いかがでしたでしょうか。もう少し各項目について説明がありますので、引き続きBLRBACのこのベストプラクティスについて、別の記事で解説を進めてまいります。

何も起こらないことが一番ですが、万が一のためにぜひ頭に入れておいていただければいかがでしょうか。

今回の記事は以上になります。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!引き続きよろしくお願いいたします。

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