スーツブロワについて【用語解説】

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今回の記事では、ボイラのスーツブロワという設備についてわかりやすくご紹介させていただきます。保全や操業のお仕事をされている方にはきっと参考になると思いますので是非読んでみてください。

スーツブロワという設備は、ボイラの伝熱面に付着する灰などを除去する装置で、ボイラの左右の側面に配置されています。図で示すと、ボイラを側面からみた断面図においおて、赤い丸でマークされているところに対して、外側に設置されています。

スーツブロワの配置

例えば、このケースでは、10か所設置されているわけですが、そのうちの一つに注目して、設備の外観は以下の通りです。

スーツブロワ外観

ボイラの炉壁に対して垂直に設置されています。この中にランスチューブという先端にノズルがついているものが格納されており、灰の除去をするときには、蒸気を噴射しながら炉内に送り込まれていきます。

スーツブロワ(先端に出ているのがランスチューブ)
ランスチューブが炉内にはいっている様子
ランスチューブノズルの形状(例)

出展:三菱重工プラント株式会社ホームページ

スーツブロワは、ボイラの伝熱面に付着している灰などを除去してくれるのでボイラの熱吸収効率を維持したり、伝熱面をスムーズに排ガスが流れてくれる役割を果たしています。

一方で、保全や操業のお仕事では少し注意が必要なこともあります。まず、伝熱面に蒸気を吹き付けるため、その蒸気によって過熱器節炭器などの伝熱管を減肉させてしまうことから、スーツブロワの蒸気があたる部分は、漏洩トラブルになったりすることもあります。定期検査などで点検や検査をする際には必ずチェックし、傾向チェックをしたいですね。特にランスチューブのたわみによって噴射蒸気を間近で受けるような伝熱管は注意ですね。

また、伝熱管の汚れが除去されること、伝熱管に蒸気が吹き付けられることからボイラに設置されているメタル温度など各種センサーの挙動が少し変わったりすると思います。運転状態の監視をするときには、どんなペースでスーツブロワを稼働させているのかについて気を付けて見てみるとデータをもっとよく理解できるかもしれません。

以上でスーツブロワの解説は終わりです。いかがでしたでしょうか?引き続きお役立ち情報を配信してまいりますのでよろしくお願いします。

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