燃焼調整について【用語解説】

red and gray industrial machinery

今回は、ボイラー設備の燃焼調整について分かりやすくご紹介したいと思います。設備の稼働状態を効率的に保ったり、保全業務の負担を減らしてくれることにもつながりますので、是非、保全や操業のお仕事に関わっていらっしゃる方は読んでみて下さい!

燃焼調整とは何か?

まず燃焼調整とは一体どういうものでしょうか。一言で言うと「ボイラー設備の性能やメンテナンス性を良い状態にするために操作できるパラメータ(=操作端)を適切に選択すること」になります。

プラントは運転を開始してからも、いろいろな変化が設備には訪れると思います。例えば分かりやすいのは、燃料です。「いつも調達しているサプライヤーさんから購入することが出来なくなった」、工場から出る廃棄物を燃料として活用しているならば、「工場から出る廃棄物の性状が変わった」、もしくはサステナブルな経営を目指して「バイオマス燃料を使うことにした」などが考えられますね。こうした変化があった時には、それに応じた設備のチューニングが必要になってくるわけですね。ボイラー設備の場合、それを一般に燃焼調整と呼んだりしています。

どんなことをするの?

それではチューニングとは一体どういった内容なのでしょうか?

まず、その目的です。効率を高めることはもちろんですが、灰付着を進行させない、伝熱管のメタル温度を安全な水準にキープする、といった設備の性能やメンテナンス性を向上させるためであったり、環境へ負荷を与えないように硫黄酸化物(SOx)などを一定の数値に抑えるなどを目的としています。

例えば、空気過剰率を大きく設定し、ボイラーの炉内へ燃料を燃焼させるための空気をたくさん送り込むと燃焼に必要な酸素が十分に供給されて未燃分(燃え切らずに捨てられてしまう燃料)はあまり出ないかもしれません。一方で、送り込む空気の量が多いと、それがそのまま排ガスの量が増えることになります。排ガスというのは熱を持っていますので、そのままボイラーの外に出しまうとその分の熱が蒸気を生み出すために有効活用されないことになります。逆に空気を少ししか送り込まないようにすると、今度は未燃分が増えてしまうかもしれませんね。他にもたくさんありますが、燃焼調整ではこういった複数の要素を状況に応じて適切に設定することになります。

燃焼空気の量に注目した比較

いかがでしたでしょうか?以上で燃焼調整に関するご紹介はおしまいです。引き続きお役立ち情報を配信して参りますのでよろしくお願いします!

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