シールボックスについて【用語解説】

今回は、「シールボックス」という部位についてご紹介いたします。ボイラチューブ漏洩トラブルが発生する設備になりますので是非保全・操業に関わる方は読んで見てください!

例えば、ボイラの後部煙道にある伝熱管(ボイラの内側にある)からボイラの外にある管寄せに向かうために後部煙道壁を貫通しないといけない場合があります。この場合、貫通する部分に何もしない場合、炉内にある高温のガスが外に漏れてしまい危険な状態にさらされます。この貫通する部分からのガス漏れを防ぐために設置されているのがシールボックスという設備になります。

後部煙道にある伝熱管がボイラの外にある管寄せに向かっている部分をボイラ全体の中での位置関係を説明すると以下の通りです。

シールボックスの位置関係

もう少しシールボックスの部分に注目してみて見ると以下の通りです。

後部煙道壁&管寄せとシールボックスの関係(ボイラの横から)
後部煙道壁のシールボックスをボイラ後ろから

後部煙道に設置されるだけでなく、ボイラの外と中をつなぐような必要がある場合にシールボックスは設置されます。例えばバーナーの点火トーチなどもそれに当てはまります。

点火トーチ用シールボックス

実はシールボックスは、高温になるボイラの中と外の接点になるため運転条件によっては熱疲労による漏洩トラブルに発展しがちです。特に吊下げ構造上、熱伸びの量が多くなるボイラ下部になるほどリスクがありますので点検や非破壊検査などの検査が必要になることがあります。

シールボックスと火炉管の熱伸び差

いかがでしたでしょうか。以上でシールボックスに関する用語解説はおしまいです。定期検査の計画や日常点検の参考にしていただけると嬉しいです。引き続きお役立ち情報を共有してまいりますのでよろしくお願いいたします。

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